一羽の子鳩が 巣の上に一日中立っています
あるとき子鳩は呼び声を聞くのです
「こっちへおいで」
そのとき どうして声の方へ飛ばないでいられるでしょうか
小鳩が その体から羽を広げるのは この声が届くときです
「おまえは、自分の限界に逆らって しっかり羽を羽ばたかせたね
おまえは 扉も窓もない家に住む 翼のない鳥だったのに」
慈悲によって扉がつくられる
戸惑いが鍵を壊す
求めよ!
光の中へ 胸を張って羽ばたくのです
後ろを振り返ってはいけない
注がれた純粋なワインを少しづつ味わいなさい
汚れたカップを与えられたことなど取るに足りないことでしょう
~ ルーミー愛の歌より~
私達が自分の限界を超えようと羽ばたいたとき
御心によって扉がつくられ、そして自分でその扉を開けてゆくしかない
導かれるとはこういうことなのでしょうか