繊細で壊れやすいものを、柔らかで確かな布で包む。
それは、繊細なものを傷つけないため。
そう認識して来たけれど、、その繊細なものが壊れる事で
他のものを傷つけないためでもある
それは、私達の心にも言えるかもしれない
傷つきやすく繊細な心は
何かのアクシデントで傷ついた時
周りにいる人を、その心の破片で
傷つけてしまう事があるのだと思う。
私は子供の頃、あまりに傷つきやすい自分の心を持て余し
思わず心を包帯で包んでしまった
そうすると、見事に心は傷つかなくなり、
自分の心の破片で人を傷つける事がないけれど、
綺麗なものや、感動的な言葉についても
とても鈍感になっていってしまった
大人になって、その事に気付いた時、
勇気を出して包帯をほどいた
そしたら、今まで忘れていた空の美しさや
花々の完成された美しさや、香りに魂が震えるような悦びを感じた。
傷つきやすさも戻ったけれど
傷をも凌駕するハートの悦びを全身で受け取れるようになり、
想いの深さとなって行った。
ヒーリングのお仕事に無くてはならない感覚であることも分かった。
欠点だと思っていた事が、長所だったと思えた時
世界が変わる。