アララト山は、晴れていても曇っていてもどちらも美しいのにはびっくりでした。
トルコとの国境沿いにあり、戦争によるアルメニア人大量虐殺の末、
今やトルコ領になってしまったアララト山。
ガイドさんも残念そうに説明しておられました。
聖なる山は、人々の争いをしり目に変わらず美しい。
私達は、次なる見どころ、エチミアジン教会へ向かいました。
そして資料館にある、下の写真の綺麗な十字の中心にあるクリスタル。
このクリスタルの真ん中の白い丸い石の中に筋のようなものが見えます。
これが、イエスキリストが磔になった時の柱の一部をクリスタルに入れて保存してあるのだとか。
そして↓この金色の箱の十字の奥に見える茶色のものが、なんとノアの方舟の破片だそうです。
保存の方法が抱いていたイメージとかなり違っていました。
この槍は↓、イエスキリストの脇腹を刺したロンギネスの槍だとか。
どこまで信じるか、本物か、偽物か、いろいろと諸説あるようですね。
この槍に関しては一世紀のものであるという鑑定が出ていて、
世界にあと二本のイエスの脇腹を刺したロンギネスの槍があるらしいのですが、
他のものは3世紀のものである。とガイドさんが説明されていました。
下の写真は、ゲガルト修道院。
ロンギネスの槍が見つかったとされる岩山を掘って出来た修道院です。
しかし、岩山を掘る作業は途方もなく大変そうです。
その情熱の元は信仰だとしたら、
どれほどに当時の人々の暮らしが大変だったかも推測できるようです。
旅の締めくくりに、立ち寄ったのが山の上にある
アルメニア人虐殺資料館とそのモニュメント
いつも花が捧げてあるそうなのですが、
この日は、一か月間続く女性デーということで、少し多めだったようです。
私達が資料を見た後、祈りを捧げていたら広い敷地内にある教会から
とても美しい女性の讃美歌が高らかに聞こえてきました。
その際に、自分の過去生が次々と浮かんだ人達もいて、
アルメニアと私達のただならぬご縁を感じた時間でした。
アルメニアリトリート、言葉ではとても表現しきれない膨大な何かを
私達は各々与えられた気がします。
このような変化の時期に、
祝福ともいえる旅をすることが出来て、
感謝でした。
拙い旅の記録を読んでくださってありがとうございました。
追伸 ジョージアとアルメニアのガイドさんは、とても日本語が流暢で
どうしてそんなに上手なのかと聞いてみると、
日本のアニメから学んでいるとおっしゃっていました。すごい!!