ソフィアラディエンス®

日々感じた事、 伝えたいこと、 目に見えない世界、 内面深くを本音でつづります。 最新情報はブログで発信しています。

鬼は内、福は内

今日は、節分ですね。

 

以前、「長髄彦の遺恨を平かにせよ 」

どのメッセージを受け取り、遠くは青森のアラハバキ神社まで参拝に行った事があります。

長髄彦とは、その時代に大和の国を治めていた、ニギハヤヒに仕えていた人で、東征して来た神武天皇にはむかって、殺されたとされているのですが、実は東北に逃げ延びて、アラハバキ一族に助けられた、との伝説のある人でした。

 

下記のお話しは、松橋ひとはなさんと言う方が、書かれていたものです。

関係あるかどうかわかりませんが、興味深い内容です。

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むか~し、むか~し。そのむかし。 この日の元の国を治めていたのは、決して争いはしないと、代々誓い続けてきた一族の長を中心とした。 まさに、和を以て貴しとなす。そんな一族たちでした。

そこへ、南の方からやってきた一族が、この島を俺たちに譲れ さもなければ、血を見ることになるぞ!と脅したのです。

実は、日の元の国を治めていた一族も、南の方からやって来た一族も、同じ血を引く同族でしたが、南へ降った一族が、俺たちも同じ血族なのだから、俺たちにもこの国を治める権利があると言いはばかるのです。

話し合いで収まるような相手でもなく、この日の元の国を治めていた一族は、政権交代を受け入れたのでした。 決して争いはしない誓い、相手の血も、自分たちの血も流すことのない苦渋の決断。それしか無かったのです。

ただ、いつの日か、この国をもう一度わたしたちに返してくれるようにと頼みました。南からやって来た一族は承諾しました。

そして、いつになったら返してくれるか?と問えば、炒り豆から芽が出た時にと答えたのです。

炒った豆から、芽が出る筈もないのです。

それから、元々この国を治めていた一族は、日の陰、山の陰、森の奥へと追いやられ、いつの日か彼らは「鬼」と呼ばれるようになりました。

それから毎年、年の節目になると・・・

「鬼は外、福は内」と叫んでは、「ほーれ、まだ炒り豆からは芽が出ていないぞ。お前たちの番はまだだぞ」と、鬼たちに炒り豆をぶつけて追い出すのでした。

なぜ、節目の節分に行うのかと言えば、新しい節目は流れが変わりやすいからです。なので、流れが変わらないようにと、この日に鬼を追い出します。

そういった事を知っている鬼に纏わる一族や地域は現存しており、この時期になると 「鬼も内、福も内」と叫ぶのです。

しかし、全国の日本人のほとんどはそんな事を知らないので「鬼は外」と叫びます。 凄い事なのです。日本中のほとんどがその言霊を発するのですから、まさにそれは、呪術なのです。

そろそろ、争いよりも、和を以て貴しとなす一族に、この日の元の国を返してもらっていい頃だと思います。

我が家では毎年「鬼も内 福も内」と叫んでいます。

鬼も福も、みんな仲良しが一番いいのです。

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