子供が小さなころ、幼児教室に入っていました。
教室という名前はついてるものの、そこでは晴れた日は毎日散歩。
ぞうりを履いてる元気印もたくさんいたなあ。
冬も薄着で、頑張る。
そんな、子供の生きる力を育てる教室で、お母さん達も向上心あふれる方が多く、子供の心を育てることにとても熱心だった。その時、母の会で知った
「ゴードンの親業」という本。
詳しくはもうすっかり忘れてしまっているけど、とっても役に立ったし、今でも講座やセッションでお伝えするのが、「私メッセージ、あなたメッセージ。」
とても簡単なのに、効果抜群!なんです。
例えば、子供がおもちゃを部屋中に散らかして、片付けをしない時、
1.「おもちゃ片付けなさい!」と子どもに指示するパターン
2.「おもちゃが散らかっていると、ママはとても嫌な気持ちになるの」と、ママの気持ちを話すパターン。
1は、あなたメッセージ。
2は私メッセージ。
あなたメッセージは、その指示命令を聞きなれた子供の反発心を刺激し、私メッセージは、子供たちにやんわりと反省を促すため、おずおずとおもちゃを片付け始めるという行動に移りやすい。
以上のような簡単な内容だけ私は覚えていて、よく使いました。やんちゃな男の子三人の母だった私にとって、この手法は魔法のように効果があり、その後も様々なケースで使ってみたりしました。
ささいなことで子供を叱らなくてもいいこと。
母が頑張りすぎなくてもいいこと。
これは、自分の気持ちに素直になる。という点でも優れた手法だったと思います。