穏やかな春の日。
一年で一番春が好きです。
何も嬉しい事がなくても、ハートがほかほかしてくるめでたい性格です。
最近、実感を伴って湧き上がる事。
私は生徒さん達に育てて頂いた、という事。
生徒さん達がどんどん幸せになって行かれる姿を目の当たりにして、
生徒さん達の真摯な姿に触れ、
体の中を悦びが駆け抜ける。
このお仕事をしていて、本当に良かった。
そして、そんな幸せな感覚に浸っていた朝、洗面所の鏡を掃除していたら、
「遠慮なく、突き抜けなさい」
そんな声がした。
そうなんだ、そういう時なんだ。
春分の日を前に、いろんな方の葛藤が浮かび上がるのをセッションで目撃して、それを見守る自分を感じていた。
幻想を生きている私達は、目の前の問題にしがみつく。
幻想を手放せない。
苦しみすら甘美なのだ。
全てが自分が作り出したものと知らず、批判したり、執着したり。
そこを完全に終わらせること。
エゴは囁く
まだ、ここに居なさい。
こここそが、あなたの居場所。
人として、身体を持って生きることの醍醐味を放棄してはならない。
人は痛み、病み、苦しむからこそ、人なのだ、と。
そこから学ぶしかないのだ、と。
パラレルワールドを移動するのは、列車の号車を移動するようなものだよ。
そんな啓示を以前受け取ったことがあるけれど、それも今だからこそ。
軽やかに望む世界へ移行する時。
地球に降り注がれるエネルギーが、私達の重荷を、凄い勢いで降ろしてくれようとしている。
ひとときの痛みや、惜別の思いを優しく溶かしながら。
「