どうやら
「インドは過去の清算。リセット。再生のタイミングでゆくところ」
らしい。
そういえばガイドさんも私と友人二人にとって、とっても深いかかわりのある方だったから、一緒に行動していて、過去世がフラッシュバックしてくるようなタイミングが何回もあってとても不思議な旅だった。
インドに行く前からいろいろと心配してくれたり、励ましたりしてくれる人がいて、私ってそんなに大変なところに行くのかなあ?
そんな風に気持ちを引き締めたりしたんだけど、
私の心の内は「とうとう行かなければならないのか・・」という覚悟だけだった気がする。
旅が終わってみると、お腹も壊さず、ホテルも安全で(むしろ、ホテルのポーターさんは楽しい人が多かった)11月11日はラクシュミーのお祝いがあって、人出が多くとっても危険なインドの道路事情だったけれど、運転がものすごく上手いダライバーさんと、すごく頼りになるガイドさんのお蔭で、解放のための咳が続いた以外はトラブルゼロの旅だった。
インドの現状を目を背けることなく直視してゆくことで、清浄で波動の高い場所だけでなく、ゴミで汚れた場所や、物乞いをする人達、牛や犬など動物の中にも神の存在を感じる事ができた。
頭ではわかってたつもりだったことだったけれど、わかりやすい形で実感できたことは何にも変えがたい気付きだったと思う。
「地獄を見たければインドに行きなさい」
若いころ聞いた言葉がふと浮かんだ。
そして「自ら大変な境遇を選んだ方々に敬意を示しなさい」
そんな言葉がハートに降りてきた。
私達は本当に自分の人生を選んで生きている。
確信を得た気がした。
自分のやれることに専心し、やりきるしかないのだ。
ブッダとも、タージマハール建設とも関わりが深かった私の過去世。
ブッダの足跡を訪ねる道すがら、何故か涙が流れた。
左の写真は、ブッダが24年間瞑想のために使った場所。
ここでは、精妙で深く深くグランディングしてゆくブッダのエネルギーに満たされた。
そして最終日、予定になかったタージマハールを見に行くことを提案してくれたガイドさんのおかげで行くことになり、タージマハール建設にかかわった過去世の興味深い統合が起きた。
タージマハールを見学に行くことを決めた瞬間に、右腕が切り落とされるようなひどい痛みが一瞬あって、その痛みはヒーリングしてもまた戻り、結構つらかった。
見学当日のガイドさんの説明で、タージマハールの建設にかかわった外国人の設計者は、二度と同じものを作る事が出来ないように、右腕を切り落とされたと聞いた時の驚き・・・
エジプトの時もコムオンボ神殿での不思議な過去世の統合があったけれど、
インドの場合、わかりやすい痛みで、タージマハールを見終わる頃、すっかり右腕の痛みは消失していた。
これはガンジーのお墓。
広々とした空間には気持ちの良いエネルギーが流れていた。ガンジーがいかに偉大で、インドの人に愛されていたか・・よくわかった気がした。
この10日間のインドの旅は、ブログでも言葉でも語りつくすことが出来ない。
内面的にも体力的にも、もっと強くなる必要も感じたし、
「全てが自分の中にある」そういった感覚も今までの理解とは比べものにならない深さを与えられたインド。
いにしえの人が天竺と仰いだ場所だった。