三月のこの時期は、
過去に置き去りにしてきた未消化なものを
清算するとき
その様に表現されている方がいらっしゃいました。
そして、それは個人よりもグループで行われることが意味を持つ、という事も書かれていました。
私も実感として、まさにそんな感じだと思います。
全く意図したわけではないのですが、
アルメニア・リトリートそのものが、まるで仕組まれたかのように
旅の前に起きるべきことが各自起きて
そして、その答え合わせのような気付きが、リトリート中に数々ありました。
私達は勇気をもって、自分の殻を脱ぎ捨てたいと望み
行動を起こす時、大いなる存在の光の恩寵を受け取る事が出来ます。
一人一人の歩みを、確実に一歩一歩進ませてくれる、という感覚。
それは本人しかわからないことであったり、
みんなで共有するからこそ、理解が深まったり。
それがリトリートの醍醐味だと感じています。
その時集まった仲間は、魂の仲間。
深いところで揺るぎない信頼と、絆で結ばれている。
それを何回も感じる旅でした。
アルメニアでは、素晴らしい場所はたくさんあったのですが、
フリーの日、みんなで路上の観光ワゴン車に乗ってアララト山に行きました。
曇天の中、奇跡的に大小のアララト山が浮かび上がって見えた時は、本当に感動しました。
アララト山がかすかな夕日を受けて光っていました。
そして彩雲も♡
翌日ツアーで再度アララト山に行くことになったのですが、綺麗に晴れてアララト山は例えようもなく美しかったです。
そして、想像以上に素晴らしかったのが、いえ今回の旅のメインとでもいえる場所。
それが、ホル・ヴィラップ修道院でした。
↓聖グレゴリウスが14年間幽閉されていたという、ホリ・ヴィラップ修道院の地下に掘られた穴の部屋
急な階段を降りるのが怖いほどの深い穴でした。
でも一旦降りてみるとそこは、意外に落ち着く場所でした。
聖グレゴリウスのおかげで、4世紀にアルメニアの国教がキリスト教になったのだそうです。
そして、地上にある修道院の傍の、蝋燭をともすために訪れた部屋にこの方の絵が。。。